超音波検査
■心臓超音波検査について■
心臓超音波は、当院技師(女性)と院長が担当致します。
◆超音波検査のしくみ
心臓超音波検査は心エコーとも呼ばれ、心臓の機能を測定します。音波の中でも、人間の耳には聞こえない位の高い周波数の超音波を利用して、心臓の動きを見ることができる検査です。検査時間はおよそ20〜30分です。
超音波検査により、心筋梗塞、心臓弁膜症、心不全、心疾患他、様々な心臓の異常を発見することができます。
超音波検査は、心臓や血液の動きをモニターで観察でき、心臓への負担もとても軽く、安全で時間もあまりかからないため、代表的な検査になっています。X線と違って被爆の心配がないので繰り返し行う事もできます。痛みを伴うこともありません。
◆超音波検査の仕方
患者さんは検査ベッドに横になります。心電図を付け、胸の一部に検査用のジェルを塗り、検査医師がモニターを見ながら心臓の様々な部位を検査します。
検査時間は2,30分ですが、計測や観察する所が沢山ある場合、肥満や痩せすぎ、呼吸不全などの症状がある場合は心臓自体が見えづらいので、もう少し時間がかかることもあります。
■腹部超音波について■
腹部超音波は、空腹時にのみ可能です。看護師(女性)、技師(女性)および院長が担当します。
腹部超音波検査は、肝臓、膵臓、腎臓、胆嚢、脾臓、前立腺、膀胱、子宮などの臓器が主な対象となります。 腹部超音波は、肝臓などの臓器に小さなしこりを見つけたり、微量の腹水を検出するのに役立ちます。肝臓癌、胆石症、肝硬変、脂肪肝、胆石、胆嚢ポリープ、脂肪肝、胆のう癌、尿路結石、腹部大動脈瘤などを発見できます。
◆腹部超音波検査の仕方
上腹部全体に超音波ゼリーを塗布します。必要に応じて息を止めたり、左右の向きを変えていただきます。検査時間 は約2、30分程度です。
◆腹部超音波検査を受けるときの注意
飲食後は、胆のうが収縮したり、胃の後ろにある膵臓が見えなくなり観察しにくくなります。そのため朝の食事・水分はとらないでください。
■表在超音波検査について■
表在超音波(甲状腺、乳房、深部血管)は、技師(女性)および院長が担当します。
表在超音波は、甲状腺・乳腺の炎症、皮下腫瘍の有無を観察します。乳房のしこりや乳がんの発見にも使われています。身体に負担がかからず痛みもないため、何度も行えます。
検査時間は甲状腺で約10分、乳腺で15分程度です。
◆表在超音波検査の仕方
検査は、乳房などの検査箇所にゼリーを塗布します。そして、センサーを検査箇所にあてて移動させると、モニターに画像が映し出され、異常などが発見できます。
表在超音波検査は食事の制限はありません。